SSブログ

鬼才と呼ばれるキムギドク監督作品。映画『嘆きのピエタ』 [映画]

こんにちは。





鬼才と呼ばれるキムギドク監督作品


『嘆きのピエタ』


韓国の映画って、


バイオレンスや残忍さが、日本の映画のレベルを軽くポーンッて、超えちゃっているんですよね。

バイオレンスや残忍さの””あたりまえの基準””が高い。

だから韓国のヒューマンホラー映画は今や世界一と言われていて海外でも評価が高いです。



このキムギドク監督は”鬼才”と呼ばれている。

なぜ”鬼才”と呼ばれているのか。







キムギドク監督作品の一番の特徴は低予算・短期間制作ということ。


一見、監督の作品を見ると、自分でも少しのお金が集められれば作れてしまうんではないかというぐらい

登場人物が少なかったり、特別な場所やアクションを必要としている撮影がものすごく少ない。

全くない作品もしばしば。


しかし、


脚本。


演出。



この2つが”鬼才”であるが故に


低予算でここまで強烈な映画が作られる。


彼の作品の好き嫌いはあるとしても



キムギドク作品をみる人は、必ず彼の作品に脱帽すると自信を持っていえる。



作品の話をしましょう(笑)熱くなりすぎました。。。








嘆きのエピタ〜あらすじ〜

借金取りが仕事のガンドは、負債者をどこまでも追いつめ、払えないものには身体を不自由にして障害者

になった際の保険金で金を用意させるという冷徹で残忍な男。


そんなガンドの元へ、自分を30年前に捨てたという母親が現れる。


最初は疑ってかかり相手にしないガンドだが、次第に母親の優しさに惹かれ人間の心を取り戻していく。

そしてガンドは、自分のしている仕事の残忍さに徐々に気付いていく。








最初みていて、「あっれーキムギドク監督も甘っちょろい映画作るようになったなぁ。。。マルくなっちゃたなぁ」


とマジでナメたことをほざいておりました。


「今回のつまらないかも・・・」


と一瞬でも思った自分を見事に、見事に、大胆に裏切ってくれました。




ヤラレマシタ。


キムギドク監督。ごめんなさい。



本当にみている者を置き去りにすると言っても過言ではない展開。


そしてバイオレンスを芸術な絵にしていく監督の演出には、スタンディングオベーションでした。





途中、明らかにおかしな撮影シーンがあります。

(ぎこちないズームなど)

これは監督自身が常にBカメラ(メインのカメラとは別に同時に撮影を行うサブのカメラ)を回しており、
作品の3割が監督自身が回したBカメラで構成されているらしいです。

監督が目の前で俳優を演出し、自ら至近距離から撮影した映像は、魂レベルでの迫力が伝わります。

こういったところからも、キムギドクが自身の映画に対してがむしゃらに、作品に魂をぶつけている様子が
わかります。







そして

最後のシーン。


本当にすごいです。


唖然と

目の前の映像


光景を


眺め続けるしかありませんでした。


言葉が出なかった。



鬼才の才能を見せつけられると同時に

映画の未来を勇気づけてくれるキムギドク作品。



負けてられません。




これまで紹介させていただいた映画の中でも、最も是非みてほしい映画の1つです。







































nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

紛れもなく、真木よう子代表作。映画『さよなら渓谷』 [映画]

こんにちは。

もしかしたらボク世代は誰でも知っているのかもしれません。

つい最近友達から聞いた話、松井秀喜選手が甲子園時代5打席連続敬遠された過去があったことを。

すごいですね。

松井秀喜選手は当時から高校生離れした怪物として群を抜いていたらしいです。

そして松井選手の星稜高校はその試合敗退してしまった。



こんな漫画みたいな話があったんですね。

試合後松井選手はインタビューで
正直いって野球らしくない。でも歩かすのも作戦。自分がどうこう言えない」
と言葉を残したそうです。



もうこの試合は2度と出来ない。

会場の観客

対戦校の2校

監督

選手

松井選手

そして相手のピッチャーの選手


この試合に関わった全ての人間が、この試合を心の部屋に納めて生きていく。


人間と人生の共存はなかなか難しく興味深いですね。



***********************************************************************************



紛れもなく真木よう子代表作。

映画『さよなら渓谷』



先日紹介した映画「土竜の唄」とは360度も内容も雰囲気も違うこの映画。


正直、日本映画の底力というのを感じました。


映画のタイトルからも、作中の舞台からも

西川美和さん監督の映画「ゆれる」と似ている印象を与えるが


違う。


監督 大森 立嗣


出演 真木よう子 大西信満 大森南朋 鈴木杏 ほか 










あらすじ

東京の郊外地で暮らす夫婦・尾崎俊介とかなこ。

とある日、隣人の立花里美が一人息子を殺害した容疑で逮捕される。

事件は立花里美の犯行と解決すると思っていたが、尾崎俊介の16年前の過去の事件から

容疑が俊介へと疑われる。

16年前の事件を追う記者渡辺は、俊介とかなこの秘密に気付いてしまう。






*正直、ボクがネタバレの内容を書いていなくても、映画の公式サイトでのキャッチコピーや DVDのパッケージの裏をみれば、一番重要な内容が書いてあるという(笑) キャッチコピーはかなり議論があったらしく、っていってもそのまま採用された わけですが。*








主演の真木よう子さんは「ベロニカは死ぬことにした」以来7年ぶりの主演をつとめる。


真木よう子さん、すごいわ。


役を演じるにあたって、本来の自分を取り戻せなくなってしまう恐怖を覚えたという今回の名演技。


一番印象だったのは


”目”がすごかった。


深く深く深く。


大胆な濡れ場もありながら

風景にとけ込むことができる静寂の演技。


絶望のふちから、ほんの少し幸せを感じてしまう幅の広い演技。


200%妥協のない、苦しくもあったでしょう、素晴らしい演技を見せてもらいました。



夫役の大西信満さんも、すみませんボクはこの映画が初見だったのですが

台詞の少ない中、表情や動作、仕草で観るものに十二分と俊介の心情が伝わったことでしょう。

どんなことがあっても、どんな目にあっても受け止めていく俊介には言葉もありません。




物語は生地に糸を縫うように、丁寧に丁寧に進んでいきます。


真木よう子演じる、かなこがあるところに自分から電話をかけます。


そこから、全てが明らかになります。


その電話のシーンまでは、ゆっくり日本映画らしい淡々とした時間の流れや

作中に散りばめられているヒントを拾い集めてください。


縫っていった糸の最後の玉止めは、映画ではやってくれません。


玉止めの役割は、みなさんです。



俊介とかなこの”愛”とか”情”とかそんなんじゃなくて


もっともっと深く、言葉では説明しようがないところでの

”深い理解”を演じるシーンは必見です。




そして最後のシーン。

これもまた映画史に残ることでしょう。



お世辞にも気軽に観れる映画ではありませんが、是非自分の中に教養として観てほしい映画です。



この映画を作った制作、出演の方全てに敬意を込めて。





































nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

映画館で楽しもう★映画『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』 [映画]

こんにちは。

全国的に大寒波で、いたるところで史上最高観測積雪をたたき出している日本。

ボクはずっと関東圏にいたので

雪の予報があったとしても

『どーせ積もんねーだろー』と物心ついたころからずっと思っていました。

ですが京都に住んでいる今

東京、、めちゃくちゃ雪積もってますやん。。。


本当に東京??

雪って奇麗なんですけど、やはり積もりに積もってしまうと不便なことが多いですよね。


雪国の人からしたら、あれぐらいの雪で交通機関が麻痺してしまう東京を情けなく思ったことでしょう。

頑張れ。東京。

と、意外にもそんなに雪が積もらない京都中心部から心の中でささやく次第であります。



**********************************************************************************************




映画館で楽しもう☆


映画『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』
(ネタバレ基本的にありません)


早速観て来てしまいました!!


公開初日に映画を観たのなんていつぶりでしょうか。




いやぁ面白かったです。


原作(漫画)読んでいる人にとっては多分、納得のいかない部分はもちろんあったでしょう。

でもそれは、ここではスルーいたします。ごめんなさい。




あらすじ

問題ばかりしている警官巡査・菊川玲二(警察学校ワースト1の成績/童貞)はついに警官をクビになる。

そして玲二は犯罪組織に潜入する潜入捜査官として、市場に出回っているMDMAという麻薬の密売ルートを

暴く指令が出された。

関東一円を地盤とする武闘派暴力団組織・数寄矢会に潜入する玲二。

はたして密売ルートを無事に挙げることができるのか。







この映画

とりあえずもう、なーんにも考えず楽しんで観てほしい映画です(笑)


もうなーんにもww

有名な俳優さんの活躍をただただスクリーンを通して見届ける。



内容はポップなバイオレンス、そして男気溢れる映画といったらいいのでしょうか。


生田斗真さん演じる菊川玲二の気持ちのイイ心意気は、観ていてスカッとします☆





そしてそしてやはり出演人!!!!

監督 三池崇史 脚本 宮藤官九郎
生田斗真 堤真一 山田孝之 岡村隆 上地雄輔 仲里依紗 遠藤憲一  皆川猿時 吹越満 大杉蓮 岩城滉一 的場浩司

こんだけ豪華な方達が出ているこの映画、楽しくないはずはないですよね!!


難しかったり気を使う日常からは一旦離れて

友達と、家族と、恋人と

そして”映画館”という空間でしか味わえないあの大スクリーンとサウンドで

思いっきり楽しんでほしい映画です。

笑ってください。






もし

映画のジャンルで     


●DVDで観てほしい映画

●映画館で観てほしい映画

という2つのものがあったとすれば

『土竜の唄』は

10000000000000000000000000000000000%映画館で観てほしい映画ですね☆










◎あとつぶやき◎
(あとがき+個人的につぶやきたいこと)

*若干、、、若干、、人の捉え方にとってはネタバレになってしまう書き方があるかもしれません。






主演の生田斗真さんは演じていて気持ちよかっただろうなぁ。

前回の脳男とは真逆真逆真逆真逆の感情爆発な演技。

あのとき出すことが出来なかった喜怒哀楽の全てを土竜の唄でぶち込んできた印象でした。





堤真一さんはやはりすごい。

どんな役でもオーラが滲み出過ぎている。

どんな役でも物語の芯になることができる。

迫力がある。

最後ああいった形で登場する配役を任されたのは、堤真一という人間しかいなかったように思う。




山田孝之さん

またまたな話で大変恐縮なのですが

『ボクらの時代』という番組で


自分が出演をした、ある映画の試写を観て「うわぁ最悪だ…俺、こんな演技で観客からお金を貰ってるのか…..死んだほうがマシだ….」

と思った作品があったそうなんです。(ストイックすぎます)


絶対に違うかなーと、とりあえず言っておきながら言いますけど

今回の『土竜の唄』がそうなんじゃないのかなーと思ったり思わなかったりで,,,,,,(山田さん違ってたらごめんなさい)


山田孝之さん演じる”月原”という役は一番難しかったと思う。

感情もあまり出せない人物像だし、ストーリー的に最後月原に全てを丸投げさせてしまった感が強くて

山田さんは思い通りにというか、どうしたらいいのか自分の中で答えが出せないままになってしまったのかなと

すっげー生意気なことをすこーし思いました。



上地雄輔さんのあのラリッた感じ。
最高でした。



是非劇場で☆






あと余計なおまけですが
映画の予告編でこんな映画も公開されるそうです。
予告編の中で一番興味あったものを紹介します。

『白ゆき姫殺人事件』


八日目の蝉でかなりの演技力を見せつけた井上真央さん。

今回はこの映画でどんな演技を見せてくれるのでしょうか。

























nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

悪人がいない殺人事件。映画『真夏の方程式』 [映画]


こんにちは。

『ボクらの時代』という日曜の麗らかな朝にやっているテレビ番組で、俳優の山田孝之さんがこんなことを言っていました。


『つまらない話をする人はシカトする』

と。(こんな感じのことを)

理由は

『だって自分がいつ死ぬかわからないから』


と。

つまらない人の話を聞いた後、もしかしたら車にひかれて死ぬかもしれない。

そしたら

『あぁ、俺はこんなつまらない話を聞いて心も埋まらないまま死んでいくのか…』

と思って死ぬのなんて絶対に嫌だと言っていました。

すごくわかる。


自分の時間は有限です。

だから僕も、仕事以外の時間は楽しく面白く刺激に満ちていたい。

自分が好きな人と一緒にいたい。

こうやって発信もしていきたい。

それを本当につまらない話や事柄に潰されるのは勘弁ですよね。

そう思った今日この頃。




************************************************************************************



悪人がいない殺人事件『真夏の方程式』



とても有名な映画ですね。

ものすごく完成度が高かった映画です。




写真も映画もそうですけど、


大部分を映画の内容で楽しませるか。

大部分を映画を取り巻く雰囲気で楽しませるか。


例えば以前紹介した

SOMEWHEREやドライヴは

どちらかというと内容も素晴らしいことはそうですが


撮っているものについての情報よりも、それを取り巻く空気感のほうを伝える。
要素が強い作品という印象でした。

そういう映画は最後あえて曖昧に終わらせたり、観る側の人間に解釈を存分にまかせることが多いですね。

そこが面白さでもあります。



もちろんもちろん!
役者さんの演技も素晴らしいことは当たり前です。






この『真夏の方程式』

そういった類の映画とは真逆の存在。

タイトル通り映画そのものが方程式になっており、優しく、悲しく、驚きに、正確に事件の答えが明かされていきます。

答えは全て、映画の中できちんと解かれていきます。



あらすじ

帝都大学教授湯川学は天才の物理学者。(子供嫌い。蕁麻疹が出るほど(?))

美しい海を守る街・玻璃ヶ浦とに物理学者として海底鉱物資源開発のアドバイザーとして呼ばれる。

湯川が宿泊した夜に、同じ宿泊者の元刑事塚原が朝遺体で発見される。

他殺なのか。自殺なのか。

なぜ塚原元刑事は一人で玻璃ヶ浦まで来たのか。

鍵を握るのは16年前に起きたある殺人事件だった。

湯川は『ある人物の人生が捻じ曲げられる』ことを防ぐため、事件を推理していく。









本来あらすじで映画の面白さを伝えたいのですが、本当に作中に様々なことが解明されていくので観ないことには何も始まらないという…

東野圭吾さんの作品の多くが
人が殺される事件なのに”悪人”が作中にあまりいないということが特徴です。


そして見所はガリレオシリーズでは珍しく主人公の湯川が子供(恭平)と交流を持つことが物語の軸となっていることです。




人間誰しもが悩みを抱えて生きていて
それと同じくらい自分を捨ててでも守りたい人間もいるはずです。

そんな人間の諸刃の部分がものすごく繊細に描かれているのです。

あー。言いたい。

どれか一つでもいいから言いたい(笑)

思いがけないところから事件が進み解明されていくその様は

『マジで…』と言わずにはいられません。


登場人物、みんな主役です。

1人1人の秘密、人生、性格がこんなにはっきりと描かれている作品も珍しいかもしれませんね。



僕的に紹介したい登場人物


湯川学
物理学者。子供嫌い。ある理由から今までよりも積極的に事件に挑んでいる。

恭平
夏休み中、一週間だけ旅館を経営する親戚のもとへ来る。湯川と泳がずに、船に乗らずに200m先の海の中を観る実験をする

お母さん(川畑節子)
緑岩荘(湯川や塚原が宿泊した旅館)を経営している

お父さん(川畑重治)
緑岩荘(湯川や塚原が宿泊した旅館)を経営している

娘(川畑成実)
環境活動家。15年前に玻璃ヶ浦に来て以来、海を守る活動をしている。
それには、ある理由があった。



平塚刑事
今回の事件の被害者。昔は「名刑事」と呼ばれていた。



まだ観ていない人は是非!!








nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

カラフルに生きてほしい。アニメ映画『Clourful』 [映画]

こんにちは。

生き方を親や誰かに決められてしまっている人ってまだ現代にいるのでしょうか。

誰かが?何かの本かなぁ

で言っていたんですけど

先生が勉強していい大学に行けというのは、先生が”その生き方しかしていないから”

”他の道を知らないから”

ということを言っていたのを思い出しました。


まぁ極論ではありますが。

ほんの少し、ほんの少しわかる気もします。

ただ、それが”いけない”とか

それが”悪い”とかではなくて

無理に自分にそれらを押しつけなくてもいいんじゃないか。と思うわけです。


人生において

”とりあえず”

っていう楽な気持ちを持つ時間も大事ですよね。


あー、桃食いてー。

果物で桃が1番好きです。


いやーやっぱ苺かなぁ。





*************************************************************************************************



みんなカラフルに生きてほしい。


アニメ映画『Colorful』





あらすじから。





一度”僕”は死んだはずだが、突然天使に『抽選にあたりました!』と言われ

自殺を選んで死んでしまった「小林 真」という中学生男子としてもう一度”僕”の魂で人生をやり直すチャンス

を勝手に与えられてしまう。

小林真として生活がはじまるが、”僕”と”小林真”との性格などがうまく一致せず学校や家族で小さな困難が立ちはだかっていく。

”僕”はこれからどうやって生きていくのだろう。

そして”僕”はいつまで”僕”でいるのだろう。





面白い設定でした。

自殺した小林くんがいて
そして罪を犯して死んでしまった僕の魂が小林くんの身体に入り込む。


前の小林くんが青色だったら

今度は赤色の僕が小林くんの身体を使い生きていく。

小林家は表面上では仲の良い家族に見えるが父は残業ばかりが多く出世もこのまま望めない万年係長。


母は家族の生活から現実逃避し不倫をしてしまう。

兄は勉強しかしない頭デッカチ。


小林真の脈が止まり”僕”が舞い降りて小林真の身体が息を吹き返したときに家族は変わり始める。


小林真”を知らない”僕”が”僕”として家族やクラスメイトと過ごしていく。


家族は変わり始めるが、”僕”はその家族に心がついていけず家族に冷たい態度をとってしまう。







結構”僕”は最低なやつです。

言っちゃいけないこと
やっちゃいけないこと

やっちゃいます言っちゃいます(笑)


それでも少しずつ少しずつ

”僕”としての友達との、家族との触れ合いに素直になっていきます。


人は

誰か1人でもいいから、
一緒に共に歩いていければ幸せなんだなぁと。


そして家族。


やはり子供のうちは(ずっと子供ですけどな☆特に学生)
家族と生きていかなければならない。

法律が、社会が、学校が、進路が、家族と生きていく時間を一定期間だけ作ってくれています。

その一定時間は


家族と向き合わなければいけない。

家族と生きていかなければいけない。

家族と生きていってほしい。



作中で家族が4人、食卓に座るシーンが何回もあります。


その中で一つ、とても感動してしまう場面があります。


お兄ちゃん。最高です。

お母さん。ボクからもごめんなさい。ありがとう。本当によかった。

お父さん。いつもありがとう。







この映画が言いたかったことは

自分を軸にしてカラフルに生きていってほしいということ。


今日は青色。

明日は黒。

二時間後には赤。

寝る前は白。

ずっと同じ色でいたら、壁と同じであなたをみている方も飽きてしまう。

ずっと同じ色でいたら、自分も殻に閉じこもってしまう。


今まで言えなかったこと。

我慢していたこと。

したかったこと。

行きたかったこと。

したくないこと。

気分。

少しずつ自分に色を足していって、Colorfulな人生にしていけたら素敵なことやと思います^_^





ちなみに監督が原恵一さんといって

前にクレヨンしんちゃんの映画の監督さんをされていたこともあり

作中では、しんちゃん、風間くん、園長先生、ひろしの声優さんが出演しています☆

他にも 宮崎あおいさん 麻生久美子さん 高橋克実さん 中尾明慶さん
など多くの俳優さんが声優をつとめています。






ここまで読んでくださってありがとうございます!

またよろしくです☆  























nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

静寂と激動と愛と車の映画『ドライヴ』 [映画]

こんにちは。

1月が過ぎました。

早いですね。

もう2月です。

恵方巻食べましたか?

僕は人生ではじめて食べました。

”無言で食べる”とか”7つの具材を入れる”とか色々ルールがありますが。

恵方巻を調べてみると、めっちゃ色々な説があって『これが本当の食べ方だぞ!!』っていうのはあんまりないらしく

名称も様々。

食べ方も様々。

5月、8月、11月も恵方巻食べるときがあったり。

起源・発祥の説がめっちゃあるらしくどれも信憑性についても定かではないらしいですwwww




ケッコーテキトーな食べ者っすねwww


ちなみに”恵方巻”っていう名前はセブンイレブンが1998年に商品名に採用したことがはじまりだとかww


みなさんも自分オリジナルの説のエホウマキを作っちゃってください。



*************************************************************************************


静寂と激動と愛の映画


『ドライヴ』


何回ドライ”ブ”って打っただろうか(笑)



カンヌ国際映画祭で監督賞をを受賞した作品です。


僕は言葉の言い回しや使い方が下手なので


静寂と激動と愛の映画と言っております。





静かで


激しくて



愛があった映画でした。


ニュアンスが伝わってくれたら嬉しいです。


もちろん作品名は”ドライヴ”ということで

カーアクションや、車中での演技も多いので車好きの方もすごく楽しめると思います。




あらすじ

運転技術に優れている主人公は昼間は自動車の修理工場、夜には強盗の逃がしやをしている。

ある日同じアパートに住んでいた人妻(アイリーン)に主人公は恋に落ちる。

そしてまもなくして服役していたアイリーンの夫が帰ってくる。

帰ってきた夫は刑務所で借金をしていた。

追われ、金が必要なアイリーンの夫を主人公は助けようとする……….






意外にも作品時間は90分と観やすかったです。

監督賞を受賞したということで

静かな淡々としたシーンが多いが回想シーンを非常にうまく使っていて

スピーディーに映画が進んでいって目が離せなかった。

多くの批評でもあるとおりジェットコースターのように物語は進んでいく。

のぼるまではゆっくりだけど、落ち始めたらとまらない。




この前紹介した『SOMEWHERE』のように
”美しい退屈”という要素も映画の中にちりばめられているし


『悪魔を見た』のように
激しく壮絶なバイオレンスな場面も針をさすようにちょこちょこ出てくる。



まるでトロピカルミックスジュースのように


濃厚で色んな味がする映画だった。


(何言ってんだ僕はwwごめんなさい。)






ほとんど台詞がなく冷静で無言な彼から放たれる

視線や行動、言葉がすごく響く。

これほどまでに無言で何かを訴えることができる俳優さんがいるのかな。と思うぐらいに。








この映画は本当に主人公の彼を思う存分楽しんでほしい映画です。





いつも冷静な彼。

強盗の逃がし屋である彼。

強盗が店の中に入って5分間、5分間はどんなことがあっても車とともに待つ彼。



アイリーンと恋に落ちる彼。

しかし、服役していた夫が帰ってきてしまう。



夫は借金を作っていた。

助けたい。


アイリーンを。


彼をみて、聴いてほしいです。























nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

”俺”という日記 [ブログ]

仕事からの帰り道自転車で帰ってたんだけど、道を通り過ぎたら人が倒れているのが横切った。

仕事の帰りだったしちょっと雨降りはじめてきたし

そのまま20メートルぐらい通り過ぎた。


”冷たい世の中になったなぁ”

”あの人だいじょうぶなん??”


そうだよな。


倒れている人の方に自転車を戻して向かう。

うずくまってるようにしていて動かない。

近くには自転車が転がっている。

こけたのかな。


うずくまってる男が


『ゔえ”え”え”おおおおお”お”』と声をあげた。


『大丈夫ですか?』


無視。

すると、男が倒れているビルの入り口方向に三人ぐらい人がいた。


”あー、”




『この人こけたんすか?』

三人の誰とも俺を見るだけで何も答えない。

どゆこと?


あんたらも無視かい。






すると原付が一台そのビルに入っていく。停める。どうやら三人と同じ仲間。

降りた男は、状況は把握してる?けど絶対できないよね降りたばっかりなのに。


背ちっこい割に大股で歩いてこっちに向かってくる。


どうみても俺の方向かってるよね。

すっげぇなんか俺に言いたそう。


また
『ゔえ”え”え”おおおおお”お”』

おいおい大丈夫かよ。


『その人、知り合いじゃないよ』三人の誰かが言った。


『え?知らない人?あっそ、じゃいいや』


知り合いだったら何?邪魔だからどけろよって絶対言いたかったんだろうな。

ちっこい割に大股の男はそう仲間に言われて、そう言って仲間とビルの中に入っていった。


もう一度

『大丈夫ですか?』



無視かい。



さようなら。


ごめんなさい。


イヤホンはめる。

どうか帰り、警察の方にとめられませんように。


そんであの人、車にひかれませんように。


帰って映画みよう。

ドライヴを借りてきたんだ。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。