記者クラブと警察広報管、そして事件勃発へ。映画64(前編・後編) [映画]
こんにちは。
今ものすごくトイレに行きたいのですが、行けない状況で堪えながらこのブログを書いています。
あ、行けました。
トイレに行けないだけでこうも文章が進まないってやはり排出の偉大さを実感するわけです。
サクサクです。
————————————————————————————————————————
冒頭で謝罪なのですが、最近このブログで紹介する映画ですが
タイミング的に映画上映も終わり、DVDレンタルもまだされない状況で紹介するというタイミングが多くなるかもしれません。
今回の映画も前編はもうやってないかな、、
ギリギリ後編はやってるかもという映画です!!
すみません!!でも書きます!!
記者クラブと警察広報管、そして事件勃発へ。
映画 64(前編・後編)
監督 瀬々敬久
原作 横山秀夫
出演
佐藤浩市
綾野剛 榮倉奈々 夏川結衣 緒形直人 窪田正孝 坂口健太郎 椎名桔平 滝藤賢一 奥田瑛二 仲村トオル 吉岡秀隆 瑛太 永瀬正敏 三浦友和 ほか
みなさんは何年生まれでしょうか?
僕は昭和61年生まれです。
昭和61年の主な出来事を調べてみると
、、ワールドカップメキシコ大会、伊豆大島の三原島が大噴火、フライデー襲撃事件、、葬式ごっこというイジメ流行、ということでした。
はい。
今回の映画の舞台となる年”昭和64年”というのは実際にわずか1週間しかなかった年です。
昭和64年1月1日がはじまり、1月7日の午前6時33分に昭和天皇が崩御したためです。
そして1月8日から平成元年となったわけですね。
そこで起きた事件というわけです。
あらすじ
わずか7日間で幕を閉じた昭和64年。
そこで発生した少女誘拐殺人事件通称「ロクヨン」刑事の三上をはじめ警察は全力で事件を操作していく。
—————————————————————————————————
最近はアニメや漫画の実写化で前・後編での映画が作られることが多くなってきました。
その中でこういった現実世界のドラマの映画前・後編の2部作って意外にも少ない気がします。
紛れも無く日本映画界にとっては大作であることは間違いないですね。
そしてご覧のとおり超豪華キャスト。
どの俳優さんも主役を演じることが出来る実力を持っている方ばかり。
宣伝もすごかったし、映画の予告編もこの豪華キャストによってかなり影響力のあるものに
に作られていました。
ただそこに少し落とし穴があったことは観た人にしかわからないかもしれません。
落とし穴と言うとすごく失礼な言い方かもしれませんが。
物語の主軸は”昭和64年に取り残された少女誘拐事件”というのはもちろんなのですが、この映画で同じぐらいの主軸で描かれていることがあります。
それが「警察広報官と記者クラブの関係」です。
予告編でも瑛太さんはじめ記者クラブのシーンも結構出てくくるのですが、やはり「ロクヨン事件についての映画」という認識のみしか(それでもいいのですが)植え付けられないので、そのまま観てしまうと少しとまどってしまうかもしれません。
原作者の横山秀夫さんも「記者クラブと警察の関係をリアルに描きたかった」と話しています。
実際に映画館に観に行って(公開日に観に行ったので)観終わったあと他のお客さんの声に耳を傾けると
「あの記者クラブってなんなの?映画の要素にいるのかな」「意外と話が細かすぎて退屈だったねー」とか声が聞こえてきました。
僕自身も佐藤さん演じる三上広報官と、記者クラブのやり取りのシーンが前編はかなり多く、そこまで広報室と記者クラブの関係を知らなかった僕は少し戸惑った部分もありました。
今回のブログは120%「64」を楽しんで観ていただくための余計な内容であります!
「お前そんなことも知らねーの?」と思った方、申し訳ありません、、知らなかったのでこのブログを書くとともに勉強させていただいた次第でございます・・・!!
・記者クラブとは
日本独自の取材制度であり、各都道府県の警察本部庁舎には記者クラブがある。
記者クラブはジャーナリストたちによって構成されており「取材」「報道」のための”自主的な組織”である。
実態としては新聞社・通信社・放送局の人間で独占されており、フリージャーナリストなどは実質的に入れない状態となっているらしい。
そして警察はこの記者クラブにのみ事件・事故の情報提供を行っている。
そしてその記者クラブに情報提供するのが警察の広報担当の仕事ということ。
つまり僕達が知る多くのニュースは
警察広報→記者クラブ→新聞やテレビなどで市民へ。という形で伝わるのです。
ここで重要なのは
記者クラブは
憲法によって保証されている「表現の自由」そしてそこに含まれている「報道の自由」という
”報道機関が事実を国民に伝達することにかかわる自由”にもとづいて、
現代社会の国民に対して事実に関する情報を伝達する役割を演じているのです。
だから映画の中で、”匿名での発表”を許していないのです。
実名で発表された上で、報道機関が諸事情を考察し実名で報道するか、匿名で報道するかの選択ということである。
(例えば、被害にあった被害者がまだ生きていて、その方がストーカーに追われている場合などに実名で発表すると後に被害がまた続いてしまう危惧があったりなどの理由を踏まえて匿名にしたり・・・など)
その理由が本当であれば問題はないのだが、加害者が警察幹部の親族であったりなどした場合は警察としては隠したいだろう・・・・・
大きな事件では詳しく報道したい記者側と、犯人逮捕の日まで操作情報を明かしたがらない(犯人逮捕まで事件の全貌が明らかにならないため)警察側が衝突する場面が出てくるそうです。
そしてその両者のバランスをとれるかが広報室の仕事です。
その他にも日本における記者クラブと警察の問題点や事件はもう把握しきれないほどありますが、映画64を観るにあたって上記の内容を知っておけば120%楽しく観ることが出来る!っていう内容を本当に簡単に書きました。
記者クラブと警察の両者の戦いを繊細に描かれているし、記者クラブの人間役26人は実際の記者クラブにいた方からも繊細に演技指導を受けており1人1人キャラクターをしっかり確立させています。そこまで力の入った見どころを「よくわからなかった」じゃもったいないですよね!
映画「64」。ミーハーな方なら主役級の俳優陣が至るところにじゃんじゃん登場してくるので目移りばかりして集中できないかもしれません(笑
ただそこはさらに集中して”佐藤浩市”さんが主役・主軸ということ忘れずに観ましょう。
前編は記者クラブと警察広報管の関係を詳細と「ロクヨン事件」の勃発。
後編はロクヨン事件に真っ向から対決。
後編は映画のスクリーンに気づけば釘付けでした。
普段は映画を観ながら冷静に色々と展開を予測しながら観てることが多いのですが、64に関してはそんなこと考えられませんでした。
「・・・・・おぉ、、うん・・・それで? おぉ、、、おぉ、、、マジか、、、、え・・?おぉ、、、」
言葉に表すとこんな感じでしょうか。
これも映画を観終わった後のお客さんたちの反応なんですが
最もこの64(主に前編)で印象に残った俳優さんは瑛太さんだったようです。
「瑛太演技やばくなかった?」「瑛太めっちゃ迫力あった」「演技うますぎてむかついた」
など瑛太さんに対する声がリアルに多かったです。
さすが、この映画で佐藤浩市さんは瑛太さんに「やっと”俳優”になったな」と声をかけたエピソードがあったというほど。
それぐらい抜群の演技をこの映画では披露しています。
先日モニタリングというバラエティ番組で、瑛太さんがショッピングモールに現れてウロウロするという内容があったのですが、ほぼ一般の人に全く気づかれないという結果だったのですがどういうことなのでしょうか。。。。
映画ではあんなに存在感ある方なのに(笑
瑛太さんが絶賛されていますが、もちろん佐藤浩市さん”も”すごいです。
”も”っていうかすごいです。
一番感じるのが、演技をみていると、誰よりも64にかける思いが一番強いんだなぁと肌で感じます。これは主演だから当たり前なんですけど、”それが伝わる演技”ってなるとやはり簡単には表現できないものです。
これは必ず観たら自然とわかると思います。
二人に焦点を当てて書いておりますが、もちろん他のキャストさんも見どころ満載です。
あまりこのような大きな大衆映画には出演されない永瀬正敏さんにも注目です。
誰がどういう配役で、そして「ロクヨン事件」にどうやって関わっていき、ロクヨン事件とともにどう変化していくのか是非見届けてください。
今ものすごくトイレに行きたいのですが、行けない状況で堪えながらこのブログを書いています。
あ、行けました。
トイレに行けないだけでこうも文章が進まないってやはり排出の偉大さを実感するわけです。
サクサクです。
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冒頭で謝罪なのですが、最近このブログで紹介する映画ですが
タイミング的に映画上映も終わり、DVDレンタルもまだされない状況で紹介するというタイミングが多くなるかもしれません。
今回の映画も前編はもうやってないかな、、
ギリギリ後編はやってるかもという映画です!!
すみません!!でも書きます!!
記者クラブと警察広報管、そして事件勃発へ。
映画 64(前編・後編)
監督 瀬々敬久
原作 横山秀夫
出演
佐藤浩市
綾野剛 榮倉奈々 夏川結衣 緒形直人 窪田正孝 坂口健太郎 椎名桔平 滝藤賢一 奥田瑛二 仲村トオル 吉岡秀隆 瑛太 永瀬正敏 三浦友和 ほか
みなさんは何年生まれでしょうか?
僕は昭和61年生まれです。
昭和61年の主な出来事を調べてみると
、、ワールドカップメキシコ大会、伊豆大島の三原島が大噴火、フライデー襲撃事件、、葬式ごっこというイジメ流行、ということでした。
はい。
今回の映画の舞台となる年”昭和64年”というのは実際にわずか1週間しかなかった年です。
昭和64年1月1日がはじまり、1月7日の午前6時33分に昭和天皇が崩御したためです。
そして1月8日から平成元年となったわけですね。
そこで起きた事件というわけです。
あらすじ
わずか7日間で幕を閉じた昭和64年。
そこで発生した少女誘拐殺人事件通称「ロクヨン」刑事の三上をはじめ警察は全力で事件を操作していく。
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最近はアニメや漫画の実写化で前・後編での映画が作られることが多くなってきました。
その中でこういった現実世界のドラマの映画前・後編の2部作って意外にも少ない気がします。
紛れも無く日本映画界にとっては大作であることは間違いないですね。
そしてご覧のとおり超豪華キャスト。
どの俳優さんも主役を演じることが出来る実力を持っている方ばかり。
宣伝もすごかったし、映画の予告編もこの豪華キャストによってかなり影響力のあるものに
に作られていました。
ただそこに少し落とし穴があったことは観た人にしかわからないかもしれません。
落とし穴と言うとすごく失礼な言い方かもしれませんが。
物語の主軸は”昭和64年に取り残された少女誘拐事件”というのはもちろんなのですが、この映画で同じぐらいの主軸で描かれていることがあります。
それが「警察広報官と記者クラブの関係」です。
予告編でも瑛太さんはじめ記者クラブのシーンも結構出てくくるのですが、やはり「ロクヨン事件についての映画」という認識のみしか(それでもいいのですが)植え付けられないので、そのまま観てしまうと少しとまどってしまうかもしれません。
原作者の横山秀夫さんも「記者クラブと警察の関係をリアルに描きたかった」と話しています。
実際に映画館に観に行って(公開日に観に行ったので)観終わったあと他のお客さんの声に耳を傾けると
「あの記者クラブってなんなの?映画の要素にいるのかな」「意外と話が細かすぎて退屈だったねー」とか声が聞こえてきました。
僕自身も佐藤さん演じる三上広報官と、記者クラブのやり取りのシーンが前編はかなり多く、そこまで広報室と記者クラブの関係を知らなかった僕は少し戸惑った部分もありました。
今回のブログは120%「64」を楽しんで観ていただくための余計な内容であります!
「お前そんなことも知らねーの?」と思った方、申し訳ありません、、知らなかったのでこのブログを書くとともに勉強させていただいた次第でございます・・・!!
・記者クラブとは
日本独自の取材制度であり、各都道府県の警察本部庁舎には記者クラブがある。
記者クラブはジャーナリストたちによって構成されており「取材」「報道」のための”自主的な組織”である。
実態としては新聞社・通信社・放送局の人間で独占されており、フリージャーナリストなどは実質的に入れない状態となっているらしい。
そして警察はこの記者クラブにのみ事件・事故の情報提供を行っている。
そしてその記者クラブに情報提供するのが警察の広報担当の仕事ということ。
つまり僕達が知る多くのニュースは
警察広報→記者クラブ→新聞やテレビなどで市民へ。という形で伝わるのです。
ここで重要なのは
記者クラブは
憲法によって保証されている「表現の自由」そしてそこに含まれている「報道の自由」という
”報道機関が事実を国民に伝達することにかかわる自由”にもとづいて、
現代社会の国民に対して事実に関する情報を伝達する役割を演じているのです。
だから映画の中で、”匿名での発表”を許していないのです。
実名で発表された上で、報道機関が諸事情を考察し実名で報道するか、匿名で報道するかの選択ということである。
(例えば、被害にあった被害者がまだ生きていて、その方がストーカーに追われている場合などに実名で発表すると後に被害がまた続いてしまう危惧があったりなどの理由を踏まえて匿名にしたり・・・など)
その理由が本当であれば問題はないのだが、加害者が警察幹部の親族であったりなどした場合は警察としては隠したいだろう・・・・・
大きな事件では詳しく報道したい記者側と、犯人逮捕の日まで操作情報を明かしたがらない(犯人逮捕まで事件の全貌が明らかにならないため)警察側が衝突する場面が出てくるそうです。
そしてその両者のバランスをとれるかが広報室の仕事です。
その他にも日本における記者クラブと警察の問題点や事件はもう把握しきれないほどありますが、映画64を観るにあたって上記の内容を知っておけば120%楽しく観ることが出来る!っていう内容を本当に簡単に書きました。
記者クラブと警察の両者の戦いを繊細に描かれているし、記者クラブの人間役26人は実際の記者クラブにいた方からも繊細に演技指導を受けており1人1人キャラクターをしっかり確立させています。そこまで力の入った見どころを「よくわからなかった」じゃもったいないですよね!
映画「64」。ミーハーな方なら主役級の俳優陣が至るところにじゃんじゃん登場してくるので目移りばかりして集中できないかもしれません(笑
ただそこはさらに集中して”佐藤浩市”さんが主役・主軸ということ忘れずに観ましょう。
前編は記者クラブと警察広報管の関係を詳細と「ロクヨン事件」の勃発。
後編はロクヨン事件に真っ向から対決。
後編は映画のスクリーンに気づけば釘付けでした。
普段は映画を観ながら冷静に色々と展開を予測しながら観てることが多いのですが、64に関してはそんなこと考えられませんでした。
「・・・・・おぉ、、うん・・・それで? おぉ、、、おぉ、、、マジか、、、、え・・?おぉ、、、」
言葉に表すとこんな感じでしょうか。
これも映画を観終わった後のお客さんたちの反応なんですが
最もこの64(主に前編)で印象に残った俳優さんは瑛太さんだったようです。
「瑛太演技やばくなかった?」「瑛太めっちゃ迫力あった」「演技うますぎてむかついた」
など瑛太さんに対する声がリアルに多かったです。
さすが、この映画で佐藤浩市さんは瑛太さんに「やっと”俳優”になったな」と声をかけたエピソードがあったというほど。
それぐらい抜群の演技をこの映画では披露しています。
先日モニタリングというバラエティ番組で、瑛太さんがショッピングモールに現れてウロウロするという内容があったのですが、ほぼ一般の人に全く気づかれないという結果だったのですがどういうことなのでしょうか。。。。
映画ではあんなに存在感ある方なのに(笑
瑛太さんが絶賛されていますが、もちろん佐藤浩市さん”も”すごいです。
”も”っていうかすごいです。
一番感じるのが、演技をみていると、誰よりも64にかける思いが一番強いんだなぁと肌で感じます。これは主演だから当たり前なんですけど、”それが伝わる演技”ってなるとやはり簡単には表現できないものです。
これは必ず観たら自然とわかると思います。
二人に焦点を当てて書いておりますが、もちろん他のキャストさんも見どころ満載です。
あまりこのような大きな大衆映画には出演されない永瀬正敏さんにも注目です。
誰がどういう配役で、そして「ロクヨン事件」にどうやって関わっていき、ロクヨン事件とともにどう変化していくのか是非見届けてください。
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