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心も身体も丸裸。映画『愛の渦』 [映画]

こんにちは。

急に寒くなりましたね。

昨日はすこーしだけ太陽が出てきて暑かった時間もありました。


今日から新学期。
季節が自らみなさんに夏休みの終わりを告げにきました。


と思ったら新学期を迎えたら迎えたですげー暑い日が続いたりするんですよね。


そんなこんなでケータイメールを見ると
架空請求詐欺のメールが来ています。


ふと横をみると電車内で人がゲームしてたり、本を読んでいたり、ずーっと景色を観ていてたりする人がいます。


目の前ではおばちゃんが二人が話に花を咲かせています。

その後ろには流れる景色。

毎日のはじまり。


もしかしたら、今産声をあげてる赤ちゃんもいるかも。

人生のはじまり。









ある写真家が『1秒2秒後が写真なんだ』と言っていた人がいます。


この考え方は結構好きです。

シャッターを切る 刹那を写す。



対して映像や動画だったりっていうのは

『世界』ですよね。


世界が動画。


動画は”世界”


似ているようで実は全くもって違うこの2つの表現。


刹那を創るか。

世界を創るか。


なーんてねw

どちらも面白い。




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心も身体も丸裸


映画『愛の渦』

監督 脚本 原作 三浦大輔


池松壮亮 門脇麦 滝藤賢一 中村映里子 新井浩文 三津谷葉子

駒木根隆介 赤澤セリ 柄本時生 窪塚洋介 田中哲司 




みなさん、乱交パーティって行ったことありますか?

行ってみたいと思いますか?


答えはご自分の心の中でお願いします(笑)


『あー行ったことあるある』

すごいですw


僕は行ったことがありません。

ちと厳しいなぁ…w
他人に見られているというのが。


『いや、最初そう思ってるだけで意外とイっちゃえばイけますよ?』


へー、そうなんすねw
うまいこといいますねw


って誰と話してるんだバカヤロウって感じですよねw


でも知り合いに二人ぐらい乱交パーティに行ったことがある人がいましたw


あんまり詳細を話すとあまりよろしくないのでご想像にお任せします。


でもこの映画の乱交パーティと会場にイクまでの過程とかは結構一緒なので


リアルでした。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あらすじ


都内のマンションの一室で密かに行われている乱交パーティ。

その夜も様々な男女がその一室に集う。


童貞、OL、女子大生、サラリーマン、ニート、人妻、フリーター、カップル


乱交パーティがはじめての人間もいれば、2回目、常連とこれも様々。


裸の男女が一室からから吐き出す言葉、繰り出すセックス。


その先にあるものとは。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




とりあえず、予告編でも取り上げていますが服を着ているシーンの時間が18分と、

まー、みんな裸裸裸。


日本映画史上、最も”ハダカなドラマ”らしいです。


むしろセックスセックスセックスといったほうがよろしいでしょうか。



ってぐらい、セックスです。


ただ、単にイヤラシイだけではもちろんありません。


むしろ、この映画の予告編をちょっとだけ観たりして知っていて、『エロいのが観たい!』と人間の欲望を満たしたいがために観るのはオススメではないですね。



エロいんですけど、エロくない。


こんなにセックスばかり映し出しているのにやはり”映画”として心を打つ作品に仕上げているのは素晴らしいと思いました。



それにしても
”乱交パーティ”ってすごいですよね。

男女が数名一つの部屋に集まる。


しかも、”やること”なんて決まってる。

ものすごい決まってる。

むしろその場ですることなんて一つしかない。


『みなさん集まって何するんですか?』なんて質問は出てこないですよねw


しかも初対面の人と。




ここが、この”映画”の面白いところ。


やることはストレートでシンプルなのに


人間と人間との

探り合い

探り合い

探り合い

羞恥心

掛け合い

嫉妬

喜怒哀楽

偽り

欲望


その他もろもろが、からまりまくりです。


人間って、こういう生き物なんですよね。



この状況下での人間の行動や言葉の掛け合いに注視して是非観てほしいです。




そしてそして出演陣、役の濃さがすごい。

これだけ出演者全員が印象深く残る作品も珍しいかもしれません。
(出演者がものすごく少ないですが)


どの方も人間も役も、ものすごく個性が出ていてそこもかなりの見所ではあります。


こういう手の映画って、すごく興味はあるんだけどなかなか手を出さない映画だと思います。


当然、女性の方なんてほとんど観ようと思わないだろうし

男性もまた、それならAVみたいなところもあるかもしれませんw



ただ、自信を持って言えるのが


そこらの映画よりも、より人間の本性(本当の性と書いて本性)が浮き彫りに出ている映画なので学ぶことは沢山あると思っています。


是非、日本映画史上”ハダカなドラマ”を演じた実力俳優達の力作を見てください。



注1*ちなみに、男女でみると気まずい雰囲気が人によってはあるかもしれません。
注2*夜観る際には音量にご注意を。



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