SSブログ

やるせない気持ちを映画と歌にのせて。映画『自分の事ばかりで 情けなくなるよ』 [映画]

こんにちは。

もうここ最近ずっと天気が悪いですね。

天気予報をみてみたらもうずっと雨だかくもりだかパッとしない天気が続いています。

ボクは最近都内をグルグルグルグルしています。


そんなグルグルしているうちに、ボク以外の人達の人生もグルグル

していて、はじまりを迎えたり、終わりを迎えたりしています。


そういえば、先日ボクははじめてジブリ映画『となりのトトロ』を観たんです。
あ、宮崎駿さん、アカデミー名誉賞おめでとうございます☆



幼いころは本当にジブリに興味がなかったなぁ。。


ジブリに興味を持ったのは大人になってからでした。
といっても、熱狂的ではないですが。



そして、ジブリ映画を観る前に、余計な都市伝説のほうが先に知識として入って

しまったのです。


『となりのトトロ』は都市伝説の代表作といっていいかもしれません。


だからボクはトトロを観ながら、都市伝説の内容をなぞりながら観ていってしまうんです。

もはや脳が自動的に(笑)


”サツキとメイは物語の後半亡くなっている”

とか

色々とありますね。


そんなんで、もう『あ、ここで本当はサツキとメイは死んでしまったのか・・・』

と都市伝説の内容で脳が解釈されて、純粋にトトロを楽しめませんでした。



でも、あの二人生きてるでしょう!!


”後半から二人の影がない”って言ってるけど、舞台はほとんど後半夜だったたし、


お母さんにとうもころし届けた後、おばぁちゃんとカンタに会っているし


エンディングでは病気が治ったようなお母さんと二人はお風呂に入ったり一緒に寝ていたし


二人の弟みたいな赤ちゃんも出てくるし!!


とムキになって都市伝説を否定する今日この頃でした。





***********************************************************************



やるせない気持ちを映画と歌にのせて

映画『自分の事ばかりで 情けなくなるよ』



監督 脚本 松居大悟

音楽 クリープハイプ

出演 池松壮亮 黒川芽以 安藤聖 尾上寛之 山田真歩 大東駿介 クリープハイプ



最近またまた映画を観る時間が減少をたどる一方でございます。


というかなかなか映画を観る心境になれなかったというのが正しい。


考えることが多過ぎて、頭の中に映画を入れるスペースが全く作れなかったです。



まぁそんな状態だったボクにタイトルからズバッと切り込んでくるこの映画。


どうも、生きてます。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじ

元恋人に未練を抱きつつ、今の風俗の仕事の現実に直面する女。

大好きなバンドのライブ当日に残業を押し付けられ、SNSで心の声を愚痴ることしかできない女。

ある歌姫の熱狂的なファンのオタク男。

車で生活する自暴自棄な男。その男の前に突然現れた喋らない美少女。

思うようにいかない現実に直面し、苛立つことしかできないやるせない彼らの人生が交差していく人間ドラマ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


久々に映画を観て『心にグサッときた・・』というありふれた、そして大げさな表現

を使いたい作品でした。


動画で心を

触られる、掴まれる
えぐられる
なでられる

ってのはこういう映画かな。









普通に生きてる人達の


普通の感情。

むかついたり、めんどくさかったり、避けたり、裏で愚痴をこぼしたり、やるせなかったり、

SNSで陰口や本音を言ったり、反応されなかったり

どうしようもない現実にいらだっては何かに当たり続けたり。

その中でも本作に出てくる人間達は、みんな”人間の感情の代表”とも言えるぐらいに内なる感情を爆発させております。

本当はボクだってみなさんだって、こんな感情を自分の中に持ってるはず。





感情は他のどこからでもない”自分”から生まれてくるものです。


それはまさしく、
自分の事ばかりで、情けなくなりますね。



その感情は人へと流れて行く。


流れて大気と混じり合った感情はまわりの人達を取り巻いていく。


そして人に迷惑がかかったり、ときには感動を与えたり


悲しみや憎しみ、喜びとかなんかいろいろ。


そうやって人々の感情の大気に包まれながら人って生きていっているんだよぁと思うわけです。


逆に人から感情が流れこんできて、自分に影響が出るなんてことも沢山あります。




さりげない、でもすごくわかる。

すごくわかる。


”自分でもこんな気持ちあるわー”とか


”この行動、たまにやるなぁ”


って場面が映画の中に巧みに散らばっています。






この映画、クリープハイプというロックバンドのボーカルの原案を元にした作品であります。


大変申し訳ないのですが、ボクこのバンド、知らなかったす・・・ごめんなさい。


このクリープハイプの歌詞もまた素敵というか、ままならない現実に直面しまくった心情を繊細に開放的に綴っています。

”繊細”に”解放”うん、まさしくそんな感じです。




作品中でも彼らの歌声が、歌詞が、言葉が映画を包みこんでいます。


そしてやるせない彼らのどうしようもない気持ちを、クリープハイプの繊細な歌詞で解放してあげてるというか、彼らの気持ちを歌にしているという映画と歌の素敵なミックスがすごく素晴らしいです。



人間関係とか、自分の環境などにむしゃくしゃしたり、やるせない気持ちになってしまったときに是非観てほしい映画です。



















nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。