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かなり賛否両論??西島秀俊主演 映画『CUT』 [映画]

こんにちは。

久しぶりに実家に帰ってきて、そして6年ぶりぐらいに住んで、

この”田舎”のなんというか、閉鎖的というか、高齢化社会の現実をみるというか、


モヤモヤした、苛々としたような、感情が沸々と湧き出ている今日この頃です。



スーパーのレジで小銭かき集めて時間かかりすぎな人。


タクシーの運転手は”超”がつくほどノロい。(これはもしかしたらクレームレベルなのかな)


何よりビックリしたのが、子供時代の思い出をさかのぼりあるデパートの飲食店に入ったら


100%高齢の方達しかいなかったことです。


こんな光景、今までみたことなかった。


少し、ほんの少し、日本に危機感を持ってしまった今日この頃です。



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かなり賛否両論の映画

西島秀俊主演 


映画『CUT』

監督 アミール・ナデリ

主演 西島秀俊




これを言ってしまうと、映画の左翼右翼みたいな話になってしまうのですが

みなさんは映画に何を求めるのでしょうか?

むしろこんな質問自体が間違っているといったらおかしいですけど・・・・・




この映画の中に何度も繰り返される言葉で


『映画は昔は真の芸術であり、真の娯楽であった』と


そして


『今の映画は”ただ”の娯楽でしかない』と




”そう思う”ことも、ボクだってあります。


たがしかし、昔の映画はそれこそ文明が発達して、人間の動きや演技を記録できてそれを人々に

観させることができる装置が発明されたばかり。


映画そのものが神秘的なものであった時代なのだから。



それはそれは真の芸術であり、真の娯楽であることでしょう。



今はほとんど、映画に関して言えば”お金”の問題がまとわりつく時代になってきてしまいました。


動員数は稼げるのか?


ヒットするのか?


興行収入はどうなのか?



そればかりがつきまとう現代の映画界。


しょうがない部分も多々、ありますね。





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あらすじ


秀二は街頭に立っては警察に止められるまで昨今の映画について、

そして昔の映画の素晴らしさについて演説するほどの映画狂であった。

ある日ヤクザの世界で生きていた兄が借金のトラブルで命を落とすことになる。

突然事務所に呼び出された秀二は、兄の残した借金が1254万円あることを告げられ、

兄の代わりに借金を返済することになる。

二週間で返済しなければならない秀二が取った行動は、人から殴られる度にお金をもらうことだった・・・・



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この映画、本当に賛否両論の映画です。


ストーリーにしても、設定にしても、疑問点を持ったら止まらないこの映画。



とまぁ、ここからは一つでも言ってしまうとすぐネタバレになってしまう・・・



万人にはオススメはできません。



あらすじをみていただくと


ストーリーはいたってシンプルな作りになっています。




西島秀俊さん演じる秀二は1254万円を二週間で、しかも殴られ屋としてそのお金を借金の返済に当てる

のですから、かなり、かなり、そしてかなり殴られないとお金は返せないわけなんですよね。






今思うとこの『CUT』という映画、


とても特殊な映画だと思いました。


今まで観た映画の中のどのジャンルにも当てはまらない。


ドキュメンタリーじゃないんだけれども、ドキュメンタリー??




そう思うのは監督の最も伝えたいことをそのまま、


もう本当そのまま、映画の中で表現しているのからでしょう。



でももちろん役者さんは”演じて”います。





もしかしたら、”映画”としては観てはいけない映画なのかも。


いうなれば”教科書”というべきでしょうか。



時に暴力すぎる暴力は、美しいと誰かが言っていました。

その言葉が当てはまるかもしれない映画です。




少し難しい映画を観てみたいなという方は是非。

シンプルなストーリーな中、色々と考えさせられます。


この映画のオフィシャルサイトです。ご興味のある方は。

http://bitters.co.jp/cut/






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