”流石”としか言えない。園子温監督作品 映画『紀子の食卓』 [映画]
こんにちは。
昨日は満月。
そして13日の金曜日。
みなさん、ジェイソンには会えましたか??
オオカミ男の遠吠えは聞こえましたでしょうか。
何度も言いますが、関西から関東へと引っ越してきました。
関西では意外と都心部に住んでいたので蛍光灯の灯りが街を明るく照らしていました。
そして関東に来てからはベッドタウンに住んでおり、都心に比べると人工的な灯りが少ないんですね。
でもその代わり、満月のような月の光が強い日には、その光で影が出来るほどなんです。
ちょうど昨日のような満月の日は、月明かりが部屋にすごく広がってくるんです。
そんな光景に思わず『すごい』と興奮してしまい。
穏やかな、静かな、もしかしたら少し贅沢な空間に入れる場所が家であることがちょっと嬉しかったりします。
今年の十五夜は絶対に家にいることを、固く思った夜でした。
****************************************************************
”流石”としか言えない。園子温監督作品
『紀子の食卓』
原作・監督・脚本:園子温
出演 吹石一恵 吉高由里子 つぐみ 光石研
実は園子温監督作品は割と観ている方なのですが、このブログで園子温作品を紹介するのははじめてですね。
いや!やっとみれたこの『紀子の食卓』
今まで5回ぐらいレンタルししたのかな。
しかし一回もみることなく返却。
なぜだ?
わからない。
とまぁ借りたのにみていない話はどうでもいいとして、みたんですついに!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじ
田舎に住む17歳の紀子は、学校でも家庭でも自分の思考と現実に違和感を覚えていた。
ある日インターネットのサイト「廃墟ドットコム」で”上野駅54”というハンドルネームの人物を訪ねて大都会の東京へと家出する。
紀子はその人物が運営する「レンタル家族」という虚構の世界で行きていくことになる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上映時間が2時間半と、近年の映画に比べるとかなり長めの映画。
みなさんの園子温監督作品のイメージは
とりあえずエネルギーがもの凄くて、ハチャメチャで、血ぃダラダラで、強引で、とにかく勢いがヤバイ!!
って意見がほとんどだと思います。
無理矢理自分の中で解釈していく、「まぁわけわからん!!でも面白い!?すげぇわ!!」て感じのww
でもこの映画はちょびっと違いました。
題材は
家族です。
家族一人一人の
人間一人一人のドラマでした。
人は何かしら自分の人生を行きていると、周りの人間に自分を理解されなかったり
自分が今いる環境に違和感を感じたりすることも多々あります。
だから生きているんですよね。
自分の家族に違和感を感じて嫌気がさして、現実の自分から、現実の環境から
抜け出して、気持ちのイイ人間を演じることができる”レンタル家族”というシステムはなかなかこわい。
もし本当にこの世界にそんなものがあるのなら、現実の自分なんか簡単に捨て去ってしまう人はどれくらいいるのでしょうか。
そして現実の自分を捨てさせてしまった環境を作り出してしまったその者の親や友達は、その人をどうするのでしょうか。
そんなちょっとした考えが、大きく、残酷になってしまった世界がこの「紀子の食卓」という映画の内容です。
作品の時間は長いですが、そんな現実にもありえそうなこの映画。
作中の6割は登場人物の心中の声で物語が進んでいきます。
園子温監督はもともと詩人であるので、作中全体に繰り広げられる台詞は、
欲望や悲しみ、苦悩、迷い、愛、といった人間の心をとても繊細に、静かに、そして虚無にそして燃く作られています。
この映画、とても感動してしまうんです。
この映画、本当に緊迫感が半端じゃなかった。
この映画、すごいです。
砂場にいって、人間の感情スコップでガッシャー掬うような感じ。
これはですね、絶対観てほしいです。
これは絶対。
あ・・・今回からネタバレっていうか観たあと自分自身で吐き出すためのブログも作ってしまいました・・映画を見終わった人。別にネタバレしてもいいやって人は軽く覗いてみてください。
*注*かなりテキトーなブログです。
http://eiganituite.blog.jp/
昨日は満月。
そして13日の金曜日。
みなさん、ジェイソンには会えましたか??
オオカミ男の遠吠えは聞こえましたでしょうか。
何度も言いますが、関西から関東へと引っ越してきました。
関西では意外と都心部に住んでいたので蛍光灯の灯りが街を明るく照らしていました。
そして関東に来てからはベッドタウンに住んでおり、都心に比べると人工的な灯りが少ないんですね。
でもその代わり、満月のような月の光が強い日には、その光で影が出来るほどなんです。
ちょうど昨日のような満月の日は、月明かりが部屋にすごく広がってくるんです。
そんな光景に思わず『すごい』と興奮してしまい。
穏やかな、静かな、もしかしたら少し贅沢な空間に入れる場所が家であることがちょっと嬉しかったりします。
今年の十五夜は絶対に家にいることを、固く思った夜でした。
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”流石”としか言えない。園子温監督作品
『紀子の食卓』
原作・監督・脚本:園子温
出演 吹石一恵 吉高由里子 つぐみ 光石研
実は園子温監督作品は割と観ている方なのですが、このブログで園子温作品を紹介するのははじめてですね。
いや!やっとみれたこの『紀子の食卓』
今まで5回ぐらいレンタルししたのかな。
しかし一回もみることなく返却。
なぜだ?
わからない。
とまぁ借りたのにみていない話はどうでもいいとして、みたんですついに!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじ
田舎に住む17歳の紀子は、学校でも家庭でも自分の思考と現実に違和感を覚えていた。
ある日インターネットのサイト「廃墟ドットコム」で”上野駅54”というハンドルネームの人物を訪ねて大都会の東京へと家出する。
紀子はその人物が運営する「レンタル家族」という虚構の世界で行きていくことになる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上映時間が2時間半と、近年の映画に比べるとかなり長めの映画。
みなさんの園子温監督作品のイメージは
とりあえずエネルギーがもの凄くて、ハチャメチャで、血ぃダラダラで、強引で、とにかく勢いがヤバイ!!
って意見がほとんどだと思います。
無理矢理自分の中で解釈していく、「まぁわけわからん!!でも面白い!?すげぇわ!!」て感じのww
でもこの映画はちょびっと違いました。
題材は
家族です。
家族一人一人の
人間一人一人のドラマでした。
人は何かしら自分の人生を行きていると、周りの人間に自分を理解されなかったり
自分が今いる環境に違和感を感じたりすることも多々あります。
だから生きているんですよね。
自分の家族に違和感を感じて嫌気がさして、現実の自分から、現実の環境から
抜け出して、気持ちのイイ人間を演じることができる”レンタル家族”というシステムはなかなかこわい。
もし本当にこの世界にそんなものがあるのなら、現実の自分なんか簡単に捨て去ってしまう人はどれくらいいるのでしょうか。
そして現実の自分を捨てさせてしまった環境を作り出してしまったその者の親や友達は、その人をどうするのでしょうか。
そんなちょっとした考えが、大きく、残酷になってしまった世界がこの「紀子の食卓」という映画の内容です。
作品の時間は長いですが、そんな現実にもありえそうなこの映画。
作中の6割は登場人物の心中の声で物語が進んでいきます。
園子温監督はもともと詩人であるので、作中全体に繰り広げられる台詞は、
欲望や悲しみ、苦悩、迷い、愛、といった人間の心をとても繊細に、静かに、そして虚無にそして燃く作られています。
この映画、とても感動してしまうんです。
この映画、本当に緊迫感が半端じゃなかった。
この映画、すごいです。
砂場にいって、人間の感情スコップでガッシャー掬うような感じ。
これはですね、絶対観てほしいです。
これは絶対。
あ・・・今回からネタバレっていうか観たあと自分自身で吐き出すためのブログも作ってしまいました・・映画を見終わった人。別にネタバレしてもいいやって人は軽く覗いてみてください。
*注*かなりテキトーなブログです。
http://eiganituite.blog.jp/
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