爺と孫のロードムービー『春との旅』

こんにちは。

そろそろ夏本番が近づいている模様です。

暑い暑い…..


この前スタバの外の席でチューチュー飲んでいたら、目の前でお父さんが子供（３歳ぐらい）の頭を
スパーン！！って平手打ちでなぐっていたんです。


「え？」って思って、「虐待？」って思って。


子供は当然泣きますよね。


しばらく泣き止まなくてお母さんに抱きつきその場を動こうとしません。


そしたらまたお父さんが子供の胸ぐらを掴んで、Tシャツがこれでもか！ってぐらい伸びるほど持ち上げて

『急に飛び出したらあぶねぇって言ってんだろ！？あぁ！？』

って叫んでました。


ボクは相方に、「あれって虐待じゃないの？」って聞いたら


「あれぐらいお父さんの権力が強くないと子供に舐められるからね。間違ったことをしてああなるのは虐待じゃなくてしつけだと思う」
と相方。


ふむふむ。

ボク自身、滅多に、というかキレることがないのでああいったお父さんの態度があまり理解できなかったです。


けれども、しつけなんですかね。



ふむふむ。


みなさんはどちらだと思いますか？








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爺と孫のロードムービー『春との旅』




監督：小林政広

主演：仲代達矢　徳永えり




いやぁ本当すみません。

主演が爺と孫役で

仲代達矢さんと徳永えりさん。


”全然知らない人ー！”って思っていたら仲代達矢さん、クソ有名な方じゃないですか……


戦後の日本の代表的な俳優さんなんですね！


そりゃ演技もうまいわ…….








あらすじ

北海道で暮らす忠雄（仲代達矢）は妻に先立たれ、孫娘の春（徳永えり）と共に生活を送っていた。
春は北海道での職を失い、東京で働くことを考える。

しかし、足の不自由な忠雄を一人残しておくわけにもいかない。

そしてある日、春の一言から忠雄は家を飛び出し、春も彼についていく。

春との旅がはじまる。







この映画、とにかく一つの場面でカメラを長時間回してるシーンがすごく多い！
そのせいもあり上映時間は２時間と少々長め。
そしてロードムービーということで、話は淡々とゆっくりと、進んでいきます。



日本映画という日本映画です。

４０代〜７０代の方達からかなり高評価の映画と聞いています。








ボクは２０代です。










一番の注目はやはり仲代達矢さんのリアルな演技力！！

映画を見終わるまで仲代さんを知らなくて、


”この人演技凄いなぁ・・・・”
と思うばかり。


表情の使い方。感情の表し方。喋り方。目の使い方。

もう言うことないです…….






次に注目なのが

”春の気持ち”

もし出来たら、映画を観ながら春の気持ちを考えながら観ていくと面白いかもしれません。


春の”本当の気持ち”みたいなものが、前半部分ではあまり表現として出来ません。

次第に”春の気持ち”にどんどん変化が表れてきます。

最初と比べてどういう変化があったのか？


そして春の心の本音は一体どうなりたいのか？


国語の授業みたいですけどw


映画の中に課題を見つけてみてください☆









この映画は春と忠雄が歩き続け、電車に乗り、時には船にのり。

お金を気にしては、そば屋に入り、定食屋に入り、カップラーメンを食べたり。

そしてまた春と忠雄が歩き続ける。物語。






なんでそうなったかは、ネタバレっていうほどのネタではないんですが、ここでは書きません。（全然たいしたことない）

忠雄が”超”がつくほどんのワガママ頑固爺さんですww


春は本当に健康的ないい孫娘。


そんな二人が歩き続け歩き続け、そして最後に向かった場所で物語はクライマックスを迎えます。


静かに、静かに、静かに、穏やかに穏やかに穏やかに。


優しく優しく優しく優しく。


クライマックスです。


最後の二人が映るシーンで

”このシーンでずっとカメラ回しっぱなし！？”


というシーンがあるのですが、そこも見所かもしれません☆





とてものんびりした映画なので、ワインを片手に観てはどうでしょう？


でも最後のクライマックスはとても素晴らしいので、頑張ってそこまで観てくださいね！！

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