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”すごい”けど一般の人にはおすすめできない映画?『KOTOKO』 [映画]

映画って監督の数だけ?原作の数だけ?とまぁうまい表現はできないんですが多種多様に色んな種類の映画がありますね。
例えば、映画『海猿』は大衆に向けられて作られたといっても過言ではなく、たくさんの人が好きな映画です。
もちろんボクも観ましたし、素直に感動したし、楽しめたし、好きな映画でもあります。

ボクがこのブログで紹介している映画にあまり大衆的にヒットされた映画は多くありません。
海猿が大衆的ヒットAランクなら、B,CたまにDぐらいの映画の紹介でしょうか。

それはどうでもいいとしてww




今回紹介する映画は塚本晋也監督、Cocco主演『KOTOKO』です。

監督はあの映画”鉄男”の塚本晋也監督です。監督ご本人も重要な役として出演しています。

この映画、すごいけど、あまりオススメはできません。
なぜなら”娯楽”として100%観れるといったらそうではないからです。

『面白かった〜』とか『うわぁ、これどういう意味だったんだろう〜気になる〜』
といった娯楽的な感想は見終わった後にあまりないからです。(ボクだけ?だったらごめんなさい!!)




映画の中身は

暴走  暴力  自虐 です。

そして塚本監督の撮影術。
カメラワークはほとんど手持ちなのでしょうか??

画面グワングワン揺れちゃって酔いそうになります。




ただこの映画が作られたのは、どんな映画よりも”必然”(必ずそうなること。それよりほかになりようのないこと。また、そのさま。)
だったのかなと。


主演のcccooさんも過去に拒食や自傷行為をしていた経験もあり、映画の中の演技が現実を帯びているような気がして”演技しているんだ”という感覚が一切感じてこないです。






映画の公式ホームページに『生きろ、生きろ、生きろ』と書いてあります。




こんだけ映画の中で暴走、暴力、自虐がある中でも『生きろ』と。










主人公の琴子は統合失調症であり、二つの世界が見えてしまう病気だ。
一つの世界はボク達と同じ現実の世界。
二つ目は自分の愛する息子や自分を傷つけようとする人間がいる世界。


そんな自分を傷つけ、自分を愛してくれる人間にも過剰すぎるほどの暴力を与えてしまう。


その二つの世界で生き続けなければいけないというのは、ボクだったら厳しいです。







二つ目の世界は、現実じゃないんだもん。


でも現実に感じてしまい暴走してしまう。


気付いた後は、もういろんなものが壊れちゃっている。



そんな世界、厳しいです。






そうやって、主人公の琴子の世界を「自分だったらどうする?」て考えると
逆にすごくおすすめしたくなるこの映画。




人は誰だって人生自分自身しかないから。


映画って、もしかしたら他の人の人生を少しだけ経験できてしまうものなのかもしれないから。




そしたらきっと、みなさんも『KOTOKO』をみて




『生きろ、生きろ、生きろ』って言えるかもしれません。




たまには真摯に真面目に、映画と向き合うのもいいかもしれませんね。


真面目に真面目に映画の世界に引き込まれたい方は是非☆




みなさんはどんな感想をこの映画に思うのでしょうか。

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