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たまにはベタできれいな映画を。 映画「くちびるに歌を」 [映画]

くちびるに歌を

こんにちは。

っ台風ばっかりですね。

こうも天気が悪すぎると、個人的に外ロケの撮影が延期になったりするので

スケジュールがうまく進まないことが多くあります。

自分の描いたスケジュール通りに進まないのが結構嫌な僕です。(って大体みんなそうですよね)

昨日から千葉県のとある市に居住というか、月の半分以上は生活することになりました。

なんだろう。

やることがあるのだけれど、一人でいるせいか時間が有り余っているような感覚が

半端じゃありません。

これがスローライフってやつなのか。

今まで一息着くと、テレビをとりあえず付けて番組流しながら写真の編集したり、

ネットサーフィンしたりしていました。

”流しながら”と言っていますけど、やっぱり合間合間でテレビをしっかり観てたんだな

と思います。

だから時間が早く経っていました。


こっちにテレビを持ってきていないので

編集とかがなーんかすぐ終わるんですね。


そうすると静かな無の時間が流れる。

誰もいないし何もない。


これは、映画を観る時間がかなり増えそうです。


今日紹介するのは、そんな千葉の無の時間から一番最初に観た映画です。





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みなさんは合唱コンクールをしたことがありますか?

僕の世代だと中学校の文化祭は大体合唱コンクールが大まかなプログラムの内容だったと思います。

ちゃんと歌ってましたか?(笑


僕はとにかく上がり症で、なんか条件を満たすと汗が止まらない止まらない。

合唱コンクールのときは、ステージに経つと汗だくで、歌ってる最中、目の前がぐるぐるグルグル

回っていた記憶が鮮明にあります。

ちゃんと歌ってたのかな。

もう記憶がほとんどありません。

大人になってこういう学校行事を取り上げる映画に出会うと、もっと真剣に頑張れば

よかったなぁと誰もが思う(?)ことでしょう。

もっと本気になってやって、その物事をしっかりみつめながら大人になっていけたら

どんなに良かっただろうと。

だから僕はそれを取り返したいかのように映画を観たいし映画を作りたいです。



たまにはベタできれいな映画を。

映画「くちびるに歌を」

監督 三木孝浩

出演 新垣結衣 木村文乃 桐谷健太 恒松祐里 下田翔大 葵わかな 柴田杏花 ほか

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あらすじ

長崎県のとある島の中学校合唱部。

顧問のハルコは産休に入るため、代わってハルコの中学校の同級生柏木ユリに臨時教員・合唱部の顧問をお願いする。

ユリは元ピアニストだが、肝心のピアノは生徒の前では一切弾かないし、生徒に対して冷たい態度をとり、顧問としてのやる気も見えない。

そんな中、ユリの美貌を目当てに女子しかいなかった合唱部に男子が入部することとなる。

顧問もやる気がない。男子も入って部活は混乱。

合唱部の未来は。



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どっちかといったら暗め〜の映画を紹介することが多いこのブログ。

こういった青春映画を紹介することは極めて!!稀であります。

前回のブログで軽く書道ガールズに触れました。

こういったキレイな学園青春映画って一部の人しか受けが良くないというか。

今の時代キレイ事があまり流行らないというか。

どこか闇や暗かったり、汚さがないと人々の心に残らないっていうのが実情だったりします。

そんななかでもこういう映画が作られていっている意味が絶対にあるわけで。

なんだか観る人たちを試しているような気がします。

”これを観て何も感じなかったら心が腐り始めてるかも”って。






僕の中で、最近良く使う”僕世代”だと新垣結衣さんって「学生役」のイメージです。

やはり「恋空」ですよね!!

あとはドラマだと「ドラゴン桜」とか。


そんな学生役で、笑顔も多い役の方が今回は先生役(柏木ユリ)。

先生役の上でさらに無愛想。

こんな新垣さんははじめてだなーと。


監督の三木さんも、新垣さんの配役に対して


”全然先生っぽくない”

”新垣さんの明るいイメージとのギャップ”

と起用した理由を話していました。



そんな無愛想な演技が新鮮で、そして妙に魅力的で何故か集中して観てしまう。

今考えるとなんでそんなに集中していたのだろう。

特に新垣さんを注目していた・好きな女優さんってわけでもなかったし

でもすごく良かった。

すごく自分にとっては魅力的な演技でした。


なんというか、

無愛想なんだけれど、心がしっかりしている。

自分の弱いところもちゃんと知っている。

そういう人としての美しさみたいなものが、無愛想ながらも

ものすごく伝わってきていた。のかもしれません。



とまんまと三木監督の策略にどっぷりハマってますね(笑







そんな無愛想で何か秘密を持っている柏木ユリ(新垣結衣)の過去と

それぞれ生徒が抱える心の事情がキレイに、純粋に絡み合って物語が進みます。



柏木先生と生徒ナズナ・サトルのシーンは、

本当にキレイです。

優しいです。





個人的に屋上のシーンは自分の中で名シーンにランクインしました。




そして、この映画においてもう一つ重要な要素。

小説のモチーフにもなっている

アンジェラ・アキさんの「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」が主題歌・劇中歌となっております。



これ、、すげーいい曲・・(って知ってますよね)


これがね、、、やばい。


また”その歌まで”の演出もすばらしい。


ある程度、ベタな物語や進行ではありますがそれでも


最後のシーンは目から水が出て画面がぼやけてしましました。


言葉と、それぞれの事情。そして音楽。


これは心を洗いたいときに必ず観て欲しい映画ですね。


ありがとうございました。










































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