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石井裕也監督全力の"家族の映画「ぼくたちの家族」 [映画]

こんにちは。
ブログを書いていると、よく「ブログ書く暇あるじゃん〜」と言われます。僕の場合はこのブログは待ち合わせの時間や電車の移動時間のとき、たまに風呂の時間とかそういう時間を使って書いております(笑)

なので決して時間があるからブログを書いてるのではなく、心に余裕がある?から書いているのです?(笑)


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みなさんは人生においてどれだけ人に対して本音を言っていますか?誰彼問わず、自分がもうこの世界に1人しかいないようなときにしか言えない本音を、人生で漏らすことが出来るのでしょうか。

出来るとしたらいつでしょう。
死ぬ前?それとも。

石井裕也監督の家族の映画

映画『ぼくたちの家族』

監督 石井裕也
出演 妻夫木聡  原田美枝子 池松壮亮 長塚京三 ほか


あらすじ
若菜家の母は最近物忘れが酷くなっていた。ある時長男の嫁の妊娠を祝い双方の家族との会食のときに、ブツブツと独り言を話す。そして嫁の名前を違う名前で連呼するという始末。
事の重大さを察知した長男と夫は次の日病院に連れていくと、脳に腫瘍がいくつもあると診断される。余命一週間と曖昧に申告されてからぼくたちの家族が動き出す。


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突然欠乏症になり記憶が曖昧になってしまった母親。
優柔不断であたふたするしかない父親。
元引きこもりだが、今は普通に働き妊娠している妻を持つ少し暗い長男。
兄の引きこもりから壊れていく家族から遠ざかっているテキトーでお調子者な次男。


こんな4人の家族の物語。


とにかく最初に感想を言うなれば脚本が素晴らしい。


欠乏症という記憶障害の母親を介して”家族”という一人一人の人間の集合体が露わになっていくシーンは必見ですね。
妬みや怒りの感情ではなく、純粋な感情から生まれる台詞・言葉によって本当の家族が表現されるという少し変わった演出は是非注目して見て欲しいところですね。


家族4人のキャラクターも個性が強いんだけれども人間としての力が弱いという素晴らしいバランスで描かれていています。


ストーリーの展開も見事でした。
まるで映画を4つの感情に分けたといいますか・・ここの技術も素晴らしい。。

なんだかすごいべた褒め。


だって完璧なんだもんなぁ。

”家族”というみんなが見慣れてる題材に対して
新しいアプローチで家族を表現していたり。
そこで全員クセのある家族が作中の中で一人一人がかっこよく、ときには可笑しく、ときには涙し成長していく。


題名も「ぼくたちの家族」っていいですね。

ぼくたちの”たち”は誰の目線なんでしょうか。

そんなことを考えてみるのも面白いですね。

”ぼく”の家族じゃないんですよ?1つの家族の物語なのに”ぼくたちの”家族なんですよ?

あぁ完璧だ。



HPをみたら、『石井裕也監督が”家族”に向き合い、全力で挑んだ最高傑作。』とありました。


石井監督の全力、確かに受け取りました。

もうね!この作品こそ、ゴタゴタ言わないでとにかく観てほしい!!という作品です!

是非!!






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